昭和47(1972)年11月10日、日本で26番目の国立公園として誕生した足摺宇和海国立公園(あしずりうわかいこくりつこうえん)。この足摺宇和海国立公園の魅力は何と言っても美しい海の中の景観です。黒潮の影響を受けた温暖な海の中には、温帯系のみならず熱帯系の魚も泳ぎ回り、海底には美しいサンゴ群集が広がっており、国立公園内には竜串をはじめ、数々のダイビング・スノーケリングスポットがあります。また、グラスボート(海中展望船)も運航され、子どもから大人まで誰もがその美しさを感じることができます。

  • 海に潜れば、色とりどりの魚たちが出迎えてくれます
  • 1,000種を超える魚が確認されている柏島は「ダイバーの聖地」と呼ばれています
  • 服を着たまま気軽に海中散策が楽しめるグラスボート

一方、陸側に目を向けると、変化に富んだ絶景の数々が見られます。南部の足摺地域には、四国最南端の足摺岬、雄々しい断崖の続く大堂海岸(おおどうかいがん)など、黒潮に洗われた隆起海岸の豪壮な海岸景観が続きます。また、西南部の宇和海地域では、リアス式海岸の細やかな入り江と豊後水道(ぶんごすいどう)に浮かぶ小島の数々が、柔らかで優美な雰囲気を醸し出しています。

  • 有無を言わせぬ絶景!足摺半島の臼碆(うすばえ)
  • 断崖絶壁に囲まれた沖の島。高知県唯一の有人離島で、島独特の生活文化も魅力
  • 法華津峠(ほけつとうげ)から望む穏やかな宇和海と海辺の集落の風景

国立公園内には、魅力溢れる山や川もあります。この地域の最高峰である篠山(ささやま:標高1,065メートル)の山頂からは、宇和海や沖の島、遠く九州の山々を望むことができるほか、春には群生するアケボノツツジが満開となり、斜面一面柔らかな桃色に染まります。また、清流四万十川の支流に位置する滑床渓谷(なめとこけいこく)では、平らな一枚岩の上を滑るように水が流れる不思議な景色が見られます。

  • 春の篠山(左)とアケボノツツジ(右)。樹齢100年以上とされる
    美しい花を写真に収めようと、毎年多くのカメラマンが訪れます
  • 滑床渓谷ではキャニオニング(水流に身を任せて滑ったり、ロープを使って滝へ降りたりする川のスポーツ)も楽しめます

海の青と、森の緑が織りなす足摺宇和海国立公園の魅力はこのほかにもたくさんあります。
ここを訪れて、目で見て触れて、感じてみませんか?

●足摺宇和海国立公園DATA

公園面積(陸域) 11,345ha
関係自治体 5市4町(愛媛県宇和島市、西予市、鬼北町、松野町、愛南町、高知県四万十市、宿毛市、土佐清水市、大月町)

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※足摺宇和海国立公園についてもっと知りたい方は、環境省の国立公園のページをご覧ください。
足摺宇和海国立公園