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自然再生
 ■ When and What:再生のはじまりと再生するもの
   

あの日―気づかされた自然の危機

 平成13年9月、高知県西南部は集中豪雨に見舞われました。この豪雨によって、「竜串」を含む土佐清水市一帯は大変な被害を受けました。とりわけ、自然環境面への影響としては、竜串湾に流入する河川から大量の土砂が流れ込んだため、湾内のサンゴ群が深刻な被害を受けたといわれています。


弁天島を望む
高知西南豪雨についてさらに詳しく知りたい方はこちら
牛山素行氏(京都大学防災研究所水災害研究部門)のホームページ

少しずつ気づきかけていた自然の危機

 既存の資料によると、1944(昭和19)年頃、「竜串」地域の千尋崎の東に流れこんでいた三崎川が現在の河口の位置につけかえられ、湾内の水質や土砂たい積は、この三崎川の影響を受けているという指摘が見られます。また、1963(昭和38)年頃から、三崎川から流れこむにごりの影響によるサンゴの衰退が懸念されていたこともわかっています。実際、湾内の水質は年々悪化しており、私たち人間の活動があきらかに周辺海域の環境に影響を与えていることがわかっています。

「竜串」の自然(サンゴ)が衰退している

 いま、失われつつある「竜串」の自然(サンゴ)の声に耳をかたむける。それが自然再生の第一歩。みんなが気づきかけていたことをかたちにする取り組みが自然再生のはじまりです。

県の天然記念物白珊瑚群
県の天然記念物 シコロサンゴ群
 
衰退しているサンゴ
衰退しているサンゴ

Topics

竹葉秀三氏(竜串観光振興会)談地元ボランティアによる
オニヒトデの駆除活動がはじまっています!

 土佐清水市の海には127種類のサンゴが生息しています。私たち竜串観光振興会のメンバーは、地域の宝物であるサンゴ群やそれをとりまく自然を少しでも守っていきたいとの思いから、道路のゴミ拾い、海岸の清掃、植樹、海中公園の保護活動などを行っています。
オニヒトデ駆除の様子 オニヒトデはサンゴを食べてしまいます。そこで、竜串観光振興会に加入しているダイビングショップ「竜串ダイビングセンター」や「たつくしAQUAセンター」のメンバーなど、ボランティアで集まるダイバー有志で海に潜り、オニヒトデの駆除をしています。この活動は2000(平成12)年4月からはじめました。参加しているメンバーは20代から50代と幅広く、また、遠く高知市や愛媛県などからの参加もあります。「竜串」の海を守りたいという気持ちはみんな同じなんですね。
 今回の活動は、2004(平成16)年12月末から2005(平成17)年2月までに計9回行いました。今回は見残し海岸の南側に位置する千尋崎の先端の海域を中心に活動を行い、なんと1,922匹ものオニヒトデを捕まえました。この活動によって、少しでも「竜串」のサンゴが元気に生きられることを願っています。
 活動の課題としては、寒い時期にはボランティアのダイバーが集まりにくいということなどがありますが、この活動は今後も継続していきますので、みなさんもぜひ参加してみませんか?


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